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起票 2006.2.12

E-MU0404を使う

安い、高音質、高性能っていう評価が多いこの音源ボード
確かに安いしASIOドライバ対応でとてもひかれるところの多いインターフェース

でも使うのめちゃくちゃ大変なんだねー
驚きました。




信号の流れやエフェクトを一手にコントロールするのが 「E-MU PatchMix DSPアプリケーション」
こいつで総合的な制御を行います。入力信号や途中の部分でエフェクトをかけられる、とっても優れもの。
でもこいつに慣れるのに時間と手間を使うんだよねー。

何にはまったかって、ステレオチャンネルの取り込み。
付属のCubasis VST 4はとても使いやすく、というか以前からCubasisを使ってるからそのままこれを使ってます。
そして低レテンシー(時間のずれが少ないもの)を使いたいが為にこれにしてるわけだから、ドライバはその効果をもたらしてくれるASIOを使う。
このボードはこれ単体でデジタル入力もMIDIもアナログ入力もいけるわけだけど、アナログの2チャンネルはアンバランス、それぞれ独立してる。すなわち2chのステレオじゃないわけ。
別々の管理されているアナログ入力をステレオとして扱うのは、MTRベースでは簡単に思えるけどCubasisはそうはいかない。録音できるのは同時に1トラック相当、2chだけどちゃんとしたセットの2ch。この2つのアナログ入力はそれぞれがモノラル信号なのにステレオ相当に扱われていてステレオが2トラック分ある感じ。これはCubasisでは扱えない。
そしてこれをどうやってステレオとして認定させるかはどうやってもわからなかったのであきらめて違う音源を注文する一歩手前まで来ました。
もうショップもやってないのであいかわらずあれこれ調査していたらようやくその解決の糸をみつけました。
AUX経路を使うんですね。ブロックダイヤグラムを眺めててようやく気づきましたよ。


ではその「E-MU PatchMix DSPアプリケーション」の様子。必要なのは
 WAVE L/R ・・・windowsの多くのアプリケーションが使う
入力用に
 PCI Card in L
 PCI Card in R
の2つ。但しこれら2つのストリップは別々に単独動作するので一旦削除してからプリフェーダーとして再度登録しなおした方が良いようです。

左はしの*ボタンからストリップを追加していくわけですが、PCIカードに関しては
 このAux Send Pre-Faderをチェックしてから登録したほうが扱い安い。



結果的にこのようにPCIの2系統の入力、あとはASIO出力を OUT31/32で用意しました。


赤い印をつけたところがミソです。
・上から説明すると2系統それぞれを L/Rに別れるようにPANを両サイドに振ります。
・AUX宛の出力を上げます
・ナミ線のところはPrefaderである目印
・メイン経路へは信号を止めてしまいます。Mでミュート

右にいってAUXコントロールに SEND をいれます。これはASIO IN 1/2 -HOST でここで2ch-1TRK ASIOとしてCubasisに送ります。
これでステレオのセットが作成完了です。
これが出来るようになってら天下無敵っていう感じがしてきました。いったんは捨てちゃおうって思ったんだけどよかったよかった。