腕時計は大好きです。
WEBで腕時計を公開されている方もたくさんいらっしゃいまして、その皆さん、時計もたくさん持ってらっしゃいますよねー。
でも、なかなか・・・・そう買えるものでもありません。とはいえ、写真を眺めてても結構楽しめますよね。
小さな精密機械。
機械式の時計っていいですよね。
どんな会社が作った機械(ムーブメント)が入っているか?
どんな機能を内蔵しているのか? 部品や機能はどんな風になっているのか? 歴史? 見所はいろいろある様です。

では、いくつかですが写真でご紹介。 (2002.11)
時計の事で質問などありましたら掲示板にでもどうぞ。


オーガストレイモンド Auguste Reymond

商品名 : BOOGIE (ブギ) ・・・手巻

ちょっとだけ前置きを・・・・
スイス製の時計ってたくさんありますね。その中の機械、ムーブメントは、時計メーカーとは切り離して考えられます。
多くの時計会社の機械部分が、ETAという会社のものが使われています。すっごく有名なメーカーの時計でも中身はETAであるという事が多々あります。メーカーが違っても中身が同じ、ってことが多いわけです。
別にETAが悪いわけではありません。非常に安定して、精度も良く、それを安く供給できるETA。
逆に機械を独自に開発するのは大変なことです。双方需要供給の関係からETA拡大路線が出来てきたのでしょう。

(ただ、時計業界の資本勢力分布が激変しているので、ETAも供給先を絞ったりしてくるうわさもあります。そうすると自社製ムーブを開発せざるを

得ないメーカーも出てきたり、別のムーブ提供先を探す必要などあるかもしれません。)

例えばロレックスなどはほとんど自社製機械を使っていてこれはこれで高い評価を得ていますね。それでも、一時、デイ.トナの機械にゼニスのムーブを入れていたのは有名なところです。
そのゼニスはゼニスでルイビトングループに買収されてしまい、急に価格が上昇したり・・・、販売店が絞られたりと。
あと、ブランド名を出しちゃ悪いけど有名どころなので例を出すと、IWCも最近はほとんどETAの組みなおしらしいですし、オメガもほとんどETAかな。

そんな中でももちろん完全自社製の機械が基本の会社もたくさんあります。ランゲアンドゾーネとか、ユリスナルダンとかが私としてはとっても気になる時計ですが、こちらは一本数百万というクラスです。手も足もでないです。

どの時計が自社製なのか?これはなかなかわかりにくいところです。詳細を発表している会社もあれば、自社ムーブ番号だけを発表していて実はETAってのもあるし、未公表なところは写真から判断するとか、このあたりは情報収集力のみですね。

日本勢では、SEIKO, CITIZEN, ORIENT 一時クォーツで世界をひっくり返したにもかかわらず、ちゃんと機械式の部分には自社で製造できる、なかなか優れた会社達です。(オリエントは一時、ETAを使ったスイス時計のライセンス生産をしていた事がありました。ほんの少しですけど)。
その中でも機械式に力を注いでいるオリエントって、注目して下さいね。

そして自社一貫生産をマニファクチュールって呼ぶらしいですね。

さて、少々時代をさかのぼると、クォーツなんて無い時代はムーブメントを製造している会社はたくさんあったそうです。
そのクォーツの時代が押し寄せてくると機械メーカーは売れなくなり、事業も切れ切れに。ムーブメーカーはほとんどがETAに吸収されてしまったようです。
例えば、クロノグラフの機械の代名詞、バルジュー7750。これも昔のバルジュー社がETAに吸収された後の商品名としての、バルジューで、ETA/Valjuex 7750と表示されたりすることもあるみたいです。

同様にユニタスという、もともと懐中時計用に開発された堅牢なムーブメントを腕時計にスケールダウンしたムーブメントも大活躍したらしいです。そして例にもれずETAに移ってそのユニタスが供給されている場合が多いのです。
今でもUNITAS6498というムーブは手巻き時計のベースとして広範囲に使われていますね。
さて、そもそもそのユニタスとは、オーガストレイモンドという時計メーカーのムーブメント部門でして、やがてムーブ会社として独立し、そのずっと後にETA吸収という歴史をたどった様です。
時計屋さんとしてのオーガストレイモンドは今でも順調に運営されています。そして、現在のオーガストの時計のほとんどのムーブメントはやっぱりETAを使用しています。

さて、時計業界には、どこなんでしょう、当時の昔のムーブメントのデットストックが残っている場合が多くあります。
それをきれいに仕上げて今でも立派な時計を作ることができます。昔のムーブは結構手の込んだものなどが多く、逆に高値がついたりするものもあります。
代表的なものはビーナスというクロノグラフムーブや、Valjoux23などの古いものが今でも在庫のある限り商品化されつづけています。

前置きが長くなりました。
Auguste Reymondが自ら製造した時代のUnitasのオールドムーブメントがデッドストックであるようです。
ここ数年、それらのリストア商品が数量現定で出ています。

現在、2003年初旬に手に入るのは2機種。昨年発売のブギ、その前に発売されたバラード(四角)、それぞれ999本ずつ限定です。

そのブギの方ですが、1960年代に作成されたUnitas6425というムーブをリストアして作ったモデルです。
白とグレーの2機種あります。そのグレーを入手いたしました。
なかなか味がありますよ。


オリジナルのこげ茶のバンドは取ってしまいました。黒色カーフストラップにしてあります。

ムーブメントの型番 UNITAS 6425 をダイヤルに堂々と表示しているところがその生い立ちを表現しています。

そして次がそのUnitas6425の写真です。

現定数とシリアルナンバーが表示されていますね。
テンプ(右上の下にある大きな輪でくるくる行ったり来たり動きつづけているやつです)が通常は銅系の金色なんですが、これは珍しく銀色な感じ。ニッケル系合金なんだそうです。

静かにしているとチッチッチッチと音が聞こえます。

疲れて頭を抱えると ・・・ 左耳からチッチッチと聞こえてくる、そんな毎日です。

欠点は・・・日付調整機能が無いので、日付を合わせるのは困難です。合わせたらしばらく止めない事ですね。

2003.2.8

風防:サファイア
ケース:ステンレス
機械:手巻き Unitas6425
振動数:6振動
防水:3気圧

 

 

 

 

商品名 : In The Mood (イン・ザ・ムード) ・・・手巻

上に書いた通り、現在(2003年初旬に)手に入るオールドムーブを使った限定版は 前に紹介したブギ と 四角のバラードです。

そのブギとバラードの前にはインザムードという限定モノが出ていました。(らしいです。あまり見てませんでした。)
ある時に、一本だけ、ある時計屋さんに入荷したのを見たのですが、なかなかいい色具合で・・・出遅れて買えませんでした。
というわけで、そのインザムードは既にgoogleでも画像すら見つけられない。
・・・・もう手に入らないと思っていましたが、不思議ですね。
なんと在庫があるらしいという情報をいただきました。
情報を下さったかた、ありがとうございます。

というわけで早速買ってまいりました。



バンドは純正の青いものから、別の柔らかい紺のストラップに変えてあります。

もともと3色でているらしいです。白・青・黒。その中の青ダイヤルのモデルです。
前に紹介したブギはUnitas 6435ですが、こちらはUnitas 6325をリストアしたモデルです。

裏を見ると500本生産された事がわかりますね。
正直なところ、ムーブメントもいつごろのものなのか、時計自体の発売もいつだったのかよくわかりません。やはり1960年代らしいとの事。
ここに見える一番大きな歯車、先に紹介したブギと比べると仕上げに差があります。
6425は放射状に磨かれているのがわかるのですが、こちらは表面処理されていないみたいで、金属片の表面そのもので、傷がそのまま入っているのが見えます。写真でも少し傷が見えますね。
でもブロックの方は表面磨きのしましまの線はコートドジュネーブと言いますが、この様な磨きは、ちゃんときれいにみえます。ブギも写真には写らなかったですがちゃんと入っていますよ。

これも動作音が聞こえます。所持している時計のなかで一番大きく聞こえますね。もともと懐中時計からのスケールダウンとして有名だったUnitasだからカチコチする音もしっかり聞こえるのでしょう。
ブギとは違う音色です。カンカンカンカンという響く感じで聞こえます。

2003.2.16

風防:サファイア
ケース:ステンレス
機械:手巻き Unitas6325
振動数:6振動
防水:3気圧


青いダイヤルがちょっと地味かと思いましたが、逆になかなかいい味出してくれます。
実はこの時計が一番気に入っています。

 

   
       
 

モーリスラクロア MAURICE LACROIX

腕時計の世界ではそれなりに知名度がありますが、つけている人をあまり、というか今まで見たことがありません。
(オーガストレイモンドをつけている人も見たことありませんが)
またこれも、我が県の時計店では実物を置いている店は一軒もありません。

では、早速、愛用の

マスターピース ムーンフェイズ・・・・・・自動巻

シンプル過ぎてぱっとしませんが、なかなか品があってしっかりした作りになっているのを感じられます。
見た通り、月の満ち欠けを表示するムーンフェイズが付いているモデルです。
日付表示は、針が指し示すポインターデイトです。写真では17日になってますね。
更に曜日の表示、月の表示、が出来るタイプなので、トリプルカレンダーと呼ばれます。
総称してムーンフェイズのトリプルカレンダーというところです。

とにかく針の精密度はぴか一。 なんて言えばいいのでしょうか、手持ちの、他のどの時計より針の具合が正確です。 おみごと。
正確に、まっすぐに、きれいに仕上げられた針、他には無いです。特に秒針のまっすぐな所は絶品。取りつけ具合も非常に正確です。
そんなところを誉めて どうなんだと思われますが、比較するとその差歴然なんで書いてみました。
機械のスイス時計って意外と上下に曲がっている事が普通なんですが、それが皆無。

針の中で唯一色が付いているのは秒針です。秒針は青焼きの針です。
青焼きとはブルースチールとか言われていて、鉄(ステンレスかな)を焼いて青くしたもので、塗った青とはちょっと違います。

写真で見えるところのブレスレットの1駒め、時計に接している部分ですが、板をまとめた中空のものではなくステンレスの固まりでできていいます。私の手持ち時計のブレスレットの中でここが中空でないのは唯一です。

裏側はこんな感じ。

機械部分であるムーブメントは部品を丁寧に磨き込んだ小さな丸い磨き跡が見えます。
ストライプ模様がコートドジュネーブで、円方向に並んでいるのはペルラージュと言うそうです。モーリスラクロアは円周方向の模様付けがお好きな様です。
ムーブに書込まれた小さな文字も丁寧に金色で書かれていて非常にきれいです。
ムーブメントの型番はML37と刻印されています。
ベースとなるムーブは先に説明した典型的なETA社製です。でも部品一つ一つ磨き込んで調整して作りなおしているとの事なので、ML37という別の型番を振っているのでしょう。
もともとムーンフェイズ仕様がある ETA2891 とか 2892-2かと思ったのですが、そんなの全然関係ない普通の3針用 ETA2824-2をラクロアで改造してムーンフェイズやカレンダーを付加させたところもオリジナリティーなんでしょう。
かなりきれいに作り込まれています。
部品が見えると軸受のルビーの赤、ネジも焼き込んだ青いネジ、とても。この青ねじも焼いて出した青色だと言われています。
(ただマイナスの溝が青でないので焼いてないとも言われています。真偽のほどはわかりません)。

このラクロアのムーブメントのきらきらした感じは、かなりきれいです。他のを見ているとなおさらこの磨き具合がきれいの思えてきます。
やっぱりマスターピースと呼んでいるラインナップならではなのかもしれません。
とにかくきれいです。



ブレスはこんな感じです。

このブレスレットのひとコマめ・・・ありがちな中空なやつではなく、
芯までステンレスがつまったタイプです。

風防:サファイア
ケース:ステンレス
機械:自動巻き ML37(ETA2824-2改造)
振動数:8振動
防水:5気圧

 

 

     
 

Limes リメス

さて、上のモーリスラクロア・ムーンフェイズのETA 2824-2をみた後ですから、同じムーブメントを使った時計を一つ。
LIMES、型番は恐らく、U7617R-LA3.2だと思います。なぜ 思います なのかというと、どこにも型番を表示するモノが無いからです。
納品書(か保証書)には LA3-2と枝番だけが書いてありました。海外の時計って不思議ですね、型番が書いてないなんて。他の時計もあまりはっきりと型番が明示されていた記憶が無いなぁ。
説明書は、ずばり、ムーブメントであるETA-2824-2の説明だけです。

リメスはドイツの時計メーカーです。が、ケースの専門メーカーでもあります。機械のメーカーでは無い事をはっきりと認識しているからなんでしょうね。内部の機械には堂々とETAを入れている事を表示しています。

で、時計そのものは少量生産の様ですので、あまりポピュラーではないみたいです。

私は、
アラビアインデックスが筆記体になっているダイヤルをずっと探していました。それ自体が結構めずらしいですよ。
そして、もひとつ、ブレゲ針が大好きです、で、もういっちょ、青ダイヤルに只今夢中、これが揃って、ドツボにはまりました。

てな訳で、迷わず買いです。

一つだけ迷いどころと言えば、ブレスレットだったら・・・もう言うことナシだったのですが・・・

リメスのサイトにあるこのモデルはダイヤル中央のLIMESの文字の上にU字型のロゴが入っています。
これ→
モデルチェンジしてるのかな? このマークが無くて良かったとも思う。

 

これがラクロア、ムーンフェイズと同じムーブメントです。
同じムーブと言っても当然ながら、月表示・曜日表示・ムーンフェイズ、これらの機能はつけられていませんし、磨きもそれなりにしか入っていません。でも裏からみると形状ほとんど同じです。
機能的な付加価値の差もありますから当然こちらの方が安い訳です。その両者の価格差は、ずばり22万5千円。
ラクロアはスイス時計の良心的なメーカーと言われていて価格はリーズナブルと言われていますなはず。それに比較してもリメスはお得ですね。
質感も充分ですよ。

ネットで調べていると、リメス取扱い店となる時計屋さんによっては裏のローターにイニシャルなどを刻印してくれるオーダーメイドのサービスもしているみたいです。記念にいいかもしれませんね。私はそこで購入してはいませんが。

↓これはラクロアの裏で比較のために置きました。このラクロアの裏の写りがイマイチなのはブレスレットがじゃまだからです。手でちょこっと持ち上げてすき間から撮影しているからです。ブレス時計の裏は情けないけど全部そうやって撮影しています。

ケース側面はヘアライン仕上げです。これもめずらしいですね。

龍頭は玉ねぎ型でしかもねじ込みです。

風防:表も、裏のガラスも、サファイアとリメスのページには書いてあります。
ケース:ステンレス
機械:自動巻き ETA2824-2
振動数:8振動
防水:5気圧

※おまけな記事

この時計、日差が良くて-30秒。ということで一時間に一秒ずつ以上確実に遅れていきます。
30秒くらいはご愛敬というのが機械式時計ですが、自動巻きで30秒ずつ遅れていくとちょっと気になります。でもちょっとだけです。
この時計・・・ねじ込み龍頭なので面倒なんですよね。だから希望としては「やや進む」そんな所に来てほしいです。
ちょっと調整してみるか。
見よう見まねというか勝手に想像でやってます。失敗する覚悟が無い方は参考にしないで下さいね。

ケースはネジ留めなので全部をマイナスドライバー外して開ける・・・


外周の汚れに見えるきたないのは多分パッキンの油です。

中央のやや右側のルビー(テンプ中央)の上に調整用ネジらしきものが見えます。
この形状はETAムーブ独特ですね。
これをプラスの方向に少しだけまわしてみました。
これを時間のズレ具合を長期的に観測しながら合計3度ほど調整。
真上を向いていたネジが45度位の傾きに。
これで日差 +3秒弱くらいになりました。
正確を求めつづけるわけではありませんが、このくらいだと使いやすいですね。
こんな操作でよかったのだろうか?

 

 

   
       
 

セイコー

   
  きれいに撮影できたので載せておきます。    
 
   
     
 
   
     
       
       




 
 

オリエント

オリエント・・・日本で3番手の時計メーカーですが、面白い機械式の時計をいろいろ出しています。
更にムーブメントも自社開発製というところがすごい。(一時ETAムーブを入れていたこともあるらしいです。DAKSライセンスを作ってる時かな)
それでいて値段はとってもお手ごろなそんな会社です。
でもあまり業績が良くないので2003年今年の東証登録がはずれました。おもしろい時計をいろいろ地道に出している会社ですからがんばってほしいところです。
ちなみに資本的な親会社はセイコーエプソンです。

オリエントはオリエントスターのロゴの時計と向い獅子のロゴのやつがあります。それらの違いが何なのか?よくわかりませんが個人的にはオリエントスターのロゴが好きです。


オリエントスターで

ワールドタイム ・・・自動巻

とにかく欲しかったパワリザメーター付き
どのくらいぜんまいが巻かれているか?それが表示されるのがパワーリザーブメーター。12時のあたりにあるメーターです。
単にパワリザって呼ばれることが多いです。
6時位置にポインターデイトが付いてます。でもこのポインター自体はとてもみずらいです。ただでさえ小さいポインターだから見にくいのは最初からわかってるのですが、奇数日しか数値が入っていないのと、偶数日にインデックスバーが記載されていない事から、たとえば21の数値を指しているのか、22に相当する線を差しているのかよく見てもわかりにくい。日付重視派の私としてはそれがたった唯一の欠点。あとはパーフェクトなんだけどね。
特徴は、外周の24時間の表示リングが時間と共に回る事です。
例えば4時位置にTokyoと書いてありますが、そこにくる時間の数字で何時なのかがわかるようになっています。
すなわちGMT機能を兼ねてるわけですね。インターナショナルな仕事をしている私に取って必須アイテムです(嘘)。

この時計はダイヤルの青がきらきらして、かなりきれいです。作りもしっかりしています。
白と黒と青があるのですが、販売店で見ると白が一番きれいです。次に黒。青は地味。
でも腕に載せた時の青いきらきらダイヤルが、ドーム型のサファイアガラスで視覚効果を伴ってすっごくきれいです。
きれいという意味では一番きれいかも。


裏はこんな感じ。写真だとちょっとみずらいですね。
テンプ軸のルビーはよく見えてきれいです。
ムーブそのものはそれなりに磨きが入っていて、前のダイバーよりあきらかにきれいに作り込まれています。

風防:めずらしいドーム型サファイア
ケース:ステンレス
機械:自動巻き オリエント製
振動数:6振動
防水:5気圧

   
       
 

M-FORCE 月間カレンダー付き ・・・自動巻
オリエント向い獅子の方です。
これは、逆輸入品かなぁ、日本向けかなぁ、よくわからないです。
ブランドとして M-FORCE というものです。
2時位置のボタンが日付送りのボタンです。これが欠点。このボタンが勝手に押されてしまいます。知らぬ間に日付が変ってることがしばしば。オリエントさんはなんで日付表示の機能をないがしろにしているのだろうか?

このタイプの時計はきっと逆輸入だと思います。
日本向けのものは日付が簡単に変わらない様にプッシュボタンにロック機能がついていたりしているから。


ダイヤルはピンクです。ダイヤル面にギョーシェ模様が思いっきり入ったピンクです。ピンクだけれども結構イケます。
パワリザメーターも付いてて便利です。サイズも大きめです。
この時計の特徴は、ダイヤル回りに月間の日付が書いてあり、4時位置のつまみで回すことが出来、日付と曜日を月間に渡り調整する事ができます。・・・あくまで手動です。これも勝手にズレたりするのであまり使えませんが・・・・
夏に向けての常用に購入しました。2003.1.24
なかなか迫力満点です。


裏側は・・・・・普通ですね。


風防:ガラス
ケース:ステンレス
機械:自動巻き オリエント製
振動数:6振動
防水:10気圧

   
       
 

オリエントスター ロイヤル 手巻き 銀無垢 WZ0021EZ

オリエントの中でも最高峰、ロイヤルです。
ロイヤルは、オリエントの中でも特別な存在です。2年間保証、2年後に無償点検まであります。日差+10秒〜ー5秒の高精度をメーカーが保証しています。
修理対応期間も10年までととても信じられない親切さ。

さて、そんなロイヤルは大きく2系統、SSケースの自動巻きのもの(4機種)、貴金属をつかった手巻きのもの(2機種で3パターン)。
で、後者の手巻きは、銀無垢と金無垢。
なぜかオリエント商品も県内で扱っているお店はほとんどありません。某カメラ店くらいですね。でもロイヤルは見たことありません。
で、まず金無垢の方をほしいなぁと思って探していたのですが、高速道路経由で30分程で行けるある時計屋さんに在庫があったので見に行ってみました。全身金色はちょっと派手派手で使えないなぁと思ってやめました。30万円ですけど。
銀無垢は、というと、オーガストのインザムードを買いに東京に行った時にチェックしておきました。こじんまりしてましたが非常にきれいなモノでした。最後の1台とか言ってました??もう無いの??
この銀無垢、メーカーからはまだそのような発表はないのですが、どの時計屋さんに問い合わせても流通在庫のみで、在庫ナシ。
そうこうしているうちに、次の製造からは価格が倍になることが判明。(金無垢も13万から26万になってその直後に30万に上がりましたから)。
手巻きパワリザが好みの私としては是非欲しい逸品ですから、在庫の1本をみつけて、どうにか押さえておきました。

で、スターリングシルバーのケースを使ったモデルです。


純正のクロコベルトはぴかぴかクロコなので、ちょっと品が問われそうなので、牛革のものに取り替えてあります。結構いい感じです。

ボックスガラスです。盛り上がってる様子がわかりますか?

こんな感じです。

白いダイヤル中央に模様が入っています。
針の色は2種類あり、銀色・金色です。銀針だとモーリスラクロアとイメージがかぶるので金針にしました。
っていうか、金しか残ってなかったのです。が、どちらかというと、金の方が合わせやすいかなと思います。

そして裏側がこんな感じで見えます。日本のムーブメントもこんなにきれいに作られてるんですよ。すごいですね・・・・
ケース側にシリアル番号が入っています。ムーブの彫り文字に金色がつけてあるのがラクロアなみにきれいです。

みなさんもオリエントを応援して買いましょう。

風防:ガラス
ケース:スターリングシルバー無垢
機械:手巻き オリエント製
振動数:6振動
防水:5気圧

2003.3.1

   
       
 

オリエントスター GMT WZ0021FE

オリエントスターGMTです。
黄色の大きな矢印が24時間で一周します。残念ながら、独立した調整はできません。短針と同期して一周します。
GMT機能は、ベゼルの数値を回転させて合わせることであるどこかの国の時を見られます。それはそれで充分であります。

この型のオリスタGMTは新旧の2タイプ、旧型(インデックスに数値表示が無い)、と新型(12と6がアラビア数字)があります。
そして両方とも製造終了されている様です。
私のはその旧型です。青ダイヤルは旧型にしか無かったからです。
しばらく長い間、市場在庫が無かったのですが、ここへきて複数の時計店に同時に入荷した様です。
オリエントさんが、きっと倉庫の在庫を整理したのでしょう・・・・・と想像しています。
これはチャンスと思い、即購入・・・できませんで、半月ほど経ってしまいましたがまだ残っていたので購入しました。


写真を撮る時に龍頭を引っ込めるのを忘れてしまいました。
青色と程よい黄色が独特の味を出しています。・・・と書いたものの長針が黄色のGMT針にかぶって見えなかったですね。すいません。
実物はもうちょっと控えめな青色です。

日付の上にくっついている拡大レンズ、個人的には好きではありません。ちょっとじゃまだ。 ケースもダイヤルもなかなかいい感じです。文字がアラビア数字だったら良かったのですがまあそれはそれで良いです。

大きな欠点は・・・・・
秒針の仕上げがかなり悪い。バリがみえみえ。裏返しなんじゃないの???
とは思いつつ、まあロイヤルでもなければラクロアでもないし・・・・値段が値段なので気にしないことにしました。

この年の夏を乗り切る為に買ったのです。なかなか気分がいい。

SSベルトも結構よくできてる。

裏ぶたには、GMTという文字の下にGMT針の形が描かれています。ちょっとだけ特徴的です。
そして、WATER RESIST の文字の後ろにさかなのマーク。
IWCなどはさかなマークの龍頭は防水の証。ということは・・・
この時計、10BARと言う表示をすなおに防水時計という意味で信じても良いのだろうか?

風防:ガラス
ケース:SSブレス
機械:オリエント製 自動巻き
振動数:6振動
防水:10気圧

 

   
       
       
 
 

EPOS 日本代理店のページ

エポスはいろんなタイプの本格的な時計を高品質で提供してくれるメーカーです。好感が持てます。
ムーブメントの種類である程度の種類分けをしています。
ETA系、Valjoux系、Peseux系、A・Schild系、Hebdomas系、Unitas系。
Hebdomas以外はETAが継続して生産しているとの事。
Hebdomasは10年以上前に製造を中止した会社のデッドストックらしい。8日巻きパワリザのムーブを持っていたメーカーだった。5振動のロービートながら精度をだいぶ上げて販売しているらしい。まぁそれは置いてくとしてもいろいろ特徴のある時計がお好みに添うようにラインナップされていますよ。

型番 3167WL エモーション パワーリザーブ ・・・手巻
パワリザを手巻きしてみたい・・・そんな願望をかなえてくれるモデル。
(既にオリエントの手巻きパワリザのローヤルを上で紹介してありますが、こちらのほうが先に購入しています。)
手巻きのパワリザって結構高いものが多くて、安いところでも50万円クラス。
手に届く範囲で選択するのは、このエポス3167とオリエントロイヤルくらい。
ムーブメントはプゾー7046 を使用しています。

針は4本とも青焼きです。・・・・・・・・・2003年夏に聞いたところ、このモデルは焼きの青針から、塗りの黒針に変わったそうです。
時・分針に スモールセコンド
そして左に パワーリザーブメーター

時計としては多少変わったデザインに見えるかもしれません。
白いダイヤル、のっぺりした感じ。

欠点は、特に欠点らしくありませんが、針の仕上げからは精密さが欠落しています。
傷や若干の湾曲があります。まぁそういうものなのでしょうね。

ネジを巻くとメーターが上がっていく、いいですねー 巻いている感じがします。
時計が動き始めると、表側からチッチッチッチと音が聞こえます。
なぜか音は裏からはほとんど聞こえません。表から聞こえます。

こいつも日付合わせ機能が無いので、使い始めたらしばらく使いつづける様になります。
お休みするときは1ヶ月休む。

手巻きだから裏がよく見えますよ。 2002.12

風防:サファイア
ケース:ステンレス
機械:手巻き Peseux7046
振動数:6振動
防水:5気圧

2003.2.16  イメチェンしてみました。こんなベルト 結構似合います。

ちょっと個性的なデザインだけどまぁ自己満足だから。

 

   
       
 
   

FORTIS フォルティス 日本代理店(ユーロパッションさん)のページ

これはUPしないつもりでいたのですが・・・・なかなかいい色合いなのでご紹介。
オフィシャルコスモノート・スポーツ(ダイバー)・・・自動巻
Ref.610.22.15M

フォルティス、スイス製。ロシアの宇宙飛行士が使う為の認定を受けその実績で信頼を得たメーカーです。
夜光塗料が嫌いな人にはちょっとむりかもしれませんが、私には「ドツボ」なデザインです。
何が? というと、
 青ベースのグラデーションダイヤル、
 アラビア数字+夜光塗料、
 完全に夜光塗料に徹した時分針、
 そして強烈にアクセントとなるオレンジの秒針、
 実用的なデイデイト
では早速写真を。

ダイヤル表面はフラットでありつつ、グラデーションでうまくアクセントを付けているところが完璧です。
前にも書きましたがインデックスが夜光のプリントだけなので高級感を求める人にはちょっと向かないかも?

全体像はこんな感じです。


さて、この蛍光というか夜光の塗料についてちょっと触れてみます。
実のところこれは単なる「夜光塗料」ではありません。
上のダイヤルの写真をもう一度みて下さい。
普通はスイス製なら SWISS MADE と書いてあります。
この時計には T SWISS MADE T と書いてあります。そうTがクセモノです。
これにはトリチウムという物質が夜光塗料として使われています。
トリチウムは日本では使用が認められていないものです。
海外では安全基準が異なる為に普通に時計に使われています。
輸入の時計にのみ使われています。改めてみてみるといろいろな有名な時計にも結構使われているものです。
このトリチウムって、なんでしょう?
そう、水素 H の同位体です。
陽子1個に中性子2個という原子で、自然界には存在せずリチウムにから造り出すとの事。
これを聞いただけで放射性物質であることが容易に想像できますね。
そう、半減期12年強の放射性原子です。
そのエネルギーにより発光している訳です。
確かに、一夜を越えた明け方でも、暗めではあるけれどはっきりと光ってる。
被爆量が健康に問題ないとして輸入許可された文献があちこちにちらばってますが、
核分裂で光を放っているものを腕に置いておくのも 妙な気持ちです。

余談ですが・・
日本と海外の危険物質の基準は文化的に異なることがあります。
例えば、身近なところで塩化ビニール樹脂。
塩化ビニールはピュアな状態だと非常に安定性が悪いものです。
構造を例えると・・・そうですねぇ
何枚も重ねた畳の皮がビニル基の樹脂だとすると、
その中にビー玉が定期的に埋めこまれている、それが塩素のイメージです。
不安定である故、その塩素がポコポコと抜け落ちて崩壊して行きます。
塩素は反応性が高く、抜け落ちると塩酸とほぼ同じ還元性の性質を出してあちこち腐食させます。
さて、それを防ぐには・・・・・安定剤が必要です。安定剤を一緒に混ぜあわせます。
(実際、安定剤以外にも、樹脂を柔らかくする為の可塑剤とか、他意衝撃性を上げる為の材料とか、必要に応じていろんなものを混ぜてます)
さて、安定剤に何を使うか?というところですが
日本では鉛(Pb)の塩化物。
海外では驚き! カドミウム(Cd)の塩化物。
そうですよね、日本でカドミウムってとんでもない悪玉元素として認識されています。
そして実際に毒物です。
逆に海外ではカドミより鉛の方が毒物として定着しているんだそうです。驚きですよね。
海外といってもヨーロッパとかアメリカとか大枠でくくった時のエリアです。
「危険」という文化も世界統一されてないんですよね。
以前、樹脂開発をしていた時の豆知識でした。


ブレスはかなりがっしりとした作り

話はちょっとそれますが、このブレス、ちょっとクセモノなのでした。
腕のサイズに合わせる為に2コマほど抜こうと思ってよくみると

穴から見えるピンの溝がやや開いている。なんで?
しかも複数のピンの収まり具合が全部同じでちゃんと揃っている!
うーむ、これはただ者では無いな。
微妙に溝がネジヤマみたいだぞ!


要はネジ式のピンなんですね。
こういうのには初めて対面しました。

これにあう小さなドライバーを持っていません。
しかたないので手持ちのマイナスドライバーを砥石でガリガリ削ってミニドライバーを作ってはずしました。
なにぶんはじめて出会ったタイプなもんで・・・

風防:無反射硬質サファイア
ケース:ステンレス
機械:ETA2838-2 自動巻
振動数:8振動
防水:200m

2003.9.27 up

 

 



検索エンジンから直接お越しの方は是非、こちらからTOPへもどうぞ

・・・・実はこのページはgoogleとかyahooなど、検索エンジンのテストの為に作りました。
最初は記事を2002年11月に作成し、親記事の中にわからない程度にちょこっとリンクしておきました。
あとはいつになったらロボットがデータを取り込んで、検索できるようになるのはどのくらいかなぁ・・・と
で、結果
 msnからの検索が来たのが一番早く2003年3月7日 約4ヶ月め
 googleからは2003年4月7日が最初で5ヶ月
 yahoo経由は 2003年4月14日も5ヶ月
以上です。検索出来るようになると一気にカウントアップされますね。
結果がでたので、2003年4月26日にトップページからリンクをつけました。


追記 <不思議な出来事>
検索エンジンからデータが消える事もあるんですね。(2003.5.26)
 さて上記の通り4月7日に検索できるようになったgoogleですが、
 5月16日あたりからgoogleから時計ページへくるヒット数が徐々に減り、
 5月21日を持ってその系統のreferereが無くなりました。
 5月26日になりその真偽を確認したところ、あらゆるキーワードを使っても私のページが表示される事がなくなりました。
  それまでは「モーリスラクロア ユニタス」だけのキーでも簡単にこれたのですが・・・・・
  一日30件位のgoogleヒットがあったのですが、手動で削除されたかな?リンク切れになったところは自動削除になるとかいてあるので、
  もしかしたら4月26日にリンクポイントを変えたのが、リンク切れと見なされたのか?詳細不明です。

 そしてyahooからの検索もgoogle以上にあったのですが、5月21日を最後に無くなっているのを確認いたしました。同じDBと考えられますね。

追記その2 さらに・・・・
 googleから消えたのが5月16日、ちょうど一ヶ月後の6月16日にまたgoogle検索ができるようになりました。
 なんだったんだろ???

 

時計ページのアクセスカウントはこちらで見られます