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RAIDについて

RAIDに関してちょっと書いてみます。

◆最初い出会ったRAID
RAIDを知ったのは10年前。
NTサーバーを一個立てることになって機能を調べたりしてたら、ソフトウェア RAIDがサポートされてたってのが始まりです。
NTっていってもバージョン3.51とかそんなやつで、その当時の汎用OSはWindows3.1。みんな知らないよねきっと。全部をFDでインストールするんだよ。30枚近く。余談ですが・・・
そのとき採用したのはRAID-1、ミラーです。RAID-5も機能的にはいけたけど当時ドライブってめちゃくちゃ高かったから。
でもRAIDのおかげで今に至るまで故障はあってもデータを損失した事はありません。
参考までに当時立てたサーバーは高級スペックで Pentium 90MHz RAM36M-SIMM なんていう構成だった。ドライブも大きめに540MBをいくつかくっつけて使ってたわけだけど、とんでもない小ささだよね。ドライブは増設を重ねてなんと今もまだ現役で動いてます。
さらにハードウェアのRAIDってさらに高級で、サーバーマシンが複数買えちゃうくらいの価格でした。レイドって必要なのかどうかってのも雑誌にさえ載ってない時代だったね。

◆はじめて使ったハードウェアRAIDは5だった
その後別に新設するメインサーバー、これにRAID-5を導入しました。初ですが最初でいまのところ最後です。
Gateway製のサーバースペックマシンを買ったらその時のRAID-5っていうとADAC ULTRA2というコントローラーが装備されてました。よくわからないからそのまま導入です。
そのころはRAID-5は最高!って思ってたけど意外とRAID-1も手ごろだから、RAID-5なのか?RAID-1なのか?というのは迷いどころかもしれないね。でも結論は今でてます。うしろのほうに書きます。
さて、このRAID-5のマシン、ほんとにRAIDでよかったよ。ひんぱんにHDDがいかれるんで・・・つい最近も壊れたばかり。RAIDだからこわれんのか?って逆に妙な疑いもかかるほど故障する。

◆別のRAID-5 
実はRAID-5をじっくり扱ったことは上記以外にもう一回だけあります。知人の知人が経営している会社でサーバーが起動しなくなったってことで頼まれて見に行ったらそのRAID-5、正月の間止めといたら起動しなくなったっていうこと。見たところドライブが回転してないじゃない。HDDはもうだめっぽいけどなんとか救うべくRAIDコントローラーをしらべるもののBIOSの使い方がわからず四苦八苦してなんとかデータを取り出せるところまで持っていった記憶があります。

◆サーバーにはRAID-1がいい!
サーバーなんてマシンスペックは適当で充分!って思ってます。今でもそう。ただしSQLサーバーだけはハイスペックが気持ちいいけど。で、通常サーバーを用意する時はいつも最低スペックで安定してるものにしてます。Linuxだと特に低スペックを徹底する。そんでもってメールサーバーを作る際、がっしりと丈夫そうな部品で組み上げました。それがGIGABITEをつかったんだけどM/BにオンボードでRAIDコントローラーが乗ってるじゃありませんか。それじゃってことでこれを使う事に。そのRAIDコントローラーは Promise Fasttrak lite 、ドライバ的にはfasttrat 100とかといっしょだと思う。これがturbo linuxとめちゃくちゃ相性良くてそれ以来PromiseのRAIDカードを集中的に使ってます。FASTTRAK 100 とか 最近では TX2000ですかね。だいたいバルク品で5~7千円くらい。でも安全重視な私としてはパーツの予備一式買っておいてあります。まだ使ったことないけど安全第一だから。
そんなわけでFASTTRAKはその後というかいっとき、FASTTRAK100 TX2 ってのをまとめ買いしてました。サーバー作る時は必ずこれを入れてました。

◆クライアントもRAID-1
当然クライアントも重要な物、、、ってのはそんなにないかな。環境整えるのが面倒だってだけ。でも自分のものは再作成の手間をかけたくないのとやっぱりメールなんかの保護が必須かな。メールのディレクトリだけど既に数GBになってるから。そんな都合上、自分のものは全部RAID-1にしてます。
コントローラーはFASTTRAKか、ディスクのコントローラーに関しては老舗であるAdaptecの1200っていう安いやつ、どっちらかで組んでる場合が多いです。

◆Serial ATA
最近ちまたではSerial ATAがだいぶ普及してきましたね。M/BのIFにも標準搭載されてるようです。
更によくみるとSISあたりのチップなんかは当たり前のようにRAIDコントローラー載せてるんじゃないですか・・・びっくりです。こりゃ驚きだね、今後はS-ATA 2個入れてRAIDってのが標準パターンになりそうです。

◆最近S-ATAの非RAIDボード購入しちゃった
あまり高速CPUは使わないんだけど、ちょっと試しにってPen4を買ってみました。ソケットが初めて使ってみる775です。
でこれがi915チップで、RAIDがあると思ってたらないんだね。当たり前に付いてるのかとおもってたけど違ったのね。で、RAIDにしたいから買いにいきました。あったのは玄人志向のやつでVIAのRAIDコントロラーが載ってて2200円くらいだった。やすいもんだねーー。
でも初期不良だったよ。2chあるS-ATAの片方死んでた。交換して貰おうかとおもったけどIDE 2チャンネルでもRAIDが使えるみたいだからこっちを活かしてRAIDを作りました。結局安いもんだ。
自分のはまた別に手配します。
そいえば玄人志向ではRAID-5も7千円くらいでうってるんで、どっちでも実現には手が届きやすくなってきた感触だ。

◆RAID-1と5の選択
そんなこんなでRAID-1はオンボードでも使いやすくなってきましたね。RAID-5も安いし。どっちなのか?
自分では結論がでました。
RAID-5はサーバーを止めたくない場合にのみ威力を発揮します。ホットスワップに対応できるのがその効果部分でしょう。私も現に運転中にドライブをがつんと入れ換えれば勝手に直してもらったことが何度もあります。
但し、ドライブは2台一緒に壊れるとデータはすべて「無」になります。なので注意が必要です。この前の故障では1台の故障に引きずられてもう一台が機能を停止してしまい、大事なDBのファイル壊しちゃいました。だから、時間的に多少は止めることが許されるならRAID-1です。絶対。RAID-1なら1台の故障を確認した瞬間に移せばいいわけだから。
あとRAID-5のドライブはコントローラーがいかれたらそれまでです。生きてるドライブを持ってきてもなんの意味ももちません。
繰返しますがRAID-1の片割れドライブならどうにでも複製が作れます。

◆まとめ
RAIDはもう自分としては無くては考えられません。だからPCケース選ぶ際もHDDを2台は入れやすいもの、び自然と目が行きます。
そうやって探すと最近結構いい箱うってんじゃん、って感動するやつがあります。だからPC箱もまとめ買いしてます。ちょっとへんかな?

そのうちRAID関連の操作方法でもUPしてみましょうか?

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